2013年7月5日金曜日

イガイの生態?

イガイシーズンですので、今回もイガイについて書いて行きます。

チヌ釣りのエサでは、なくてはならない存在になりつつありますが、皆さんはイガイの生態についてどのぐらい知っておられますか?

私は人に「知っている」と云えるほど知りませんでした。

チヌかかり釣りでは、昔から撒き餌としては親しみがありましたが、主な刺しエサとしては近年親しまれるようになったと思います。

筏やカセでメインになりつつあるなら、これはちょっと調べてみようかと思い調べましたよ。

ですのでココから下記の内容については、皆さんの方が詳しいかもしれません。

しかし、ちょっとイガイの生態に興味のある方は、どうぞお付き合いください。


イガイの原産地はヨーロッパで、船底やバラスト水(バラスト水とは、貨物船などの大型船に水を溜めたり出したりするタンクがあり、浮力バランスの調整に使われる水のことです。)などに付着したり、入ったりして世界に広がりを見せたようです。

日本で一番最初に発見されたのは、今から81年前の神戸港だそうで、かなり古くから日本に生息しているようです。

因みにムール貝と、釣り人が使うムラサキイガイは別物?っと思いきや、実はそうでもないようです。

ヨーロッパでは、食すイガイの種類を全てムール貝と云うようです。

イガイの種類は非常に多く、現在も「新種!?」が増えているそうで、ハッキリと種類分けされているわけではなさそうです。

北海道に生息するイガイと本州のムラサキイガイが交わった種類もいるそうで、一概に全てがムラサキイガイとは言い難いのかも知れません。

日本のイガイの種類を上げると、イガイ・エゾイガイ・コウロエンカワヒバリガイ・ミドリイガイ・ムラサキイガイなどがあるようで、釣りに使われるのはムラサキイガイが最も多く、続いてミドリイガイではないでしょうか。

因みにムラサキイガイの通称名は、カラス貝、セト貝・サンバシ貝など多くの呼び名があります。

ムラサキイガイの長所
・生息している水質にもよるようですが、食用にもなります。
・汚れた水を濾過してくれる役目もあります。

ムラサキイガイの短所
・養殖カキなどに付着し、カキの成長を妨げる。
・生きている時には濾過効果がありますが、死ぬと水質を悪化させます。

では、釣りに多用されるムラサキイガイとミドリイガイの生態系の違いを見てみましょう。

ムラサキイガイの産卵は冬に行われるようで、繁殖期は冬から春にかけて、牡蠣どうように浮遊卵で行われるみたいです。

死滅水温は29度と云われてるようで、高水温より低水温に強いのが特徴です。

ミドリイガイはムラサキイガイの逆で、初夏~秋口にかけて産卵期を迎えます。

死滅水温は分かりませんでしたが、低水温より高水温に長けているのがミドリイガイの特徴のようです。
イガイの中でも、ムラサキイガイは殻が軟らかいのが特徴のようで、チヌやイシダイのエサとして向いているのかも知れませんね。

近年関西では、イガイが少ないのは高水温で死んでしまい、低水温になる繁殖時期にムラサキイガイが少なくなっているのが原因なのかも知れません。

イガイもアケミ貝同様に、高価なエサになって行くかも知れませんね。

私は、イガイ釣りを買ってまでやろうとは思えないのですけが・・・

だって腐るほど付いているイメージが今でもありますから、無料で使えた物をアケミ貝と同額なんて・・・ありえないですよ(汗。

皆さんに好い釣果がありますように!

2 件のコメント:

  1. こんばんは!
    最近は筏に乗っても、全然イガイがついていませんね。
    どこかで調達するしかないのですが、イガイを長持ちさせる方法があればご教示の下さい。
    冷凍したりなんかしたらどうなるのでしょう?

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    1. コメントありがとうございます。
      イガイほんとうに少なくなりました。
      たぶん調達に苦労されておられるのでしょうね。
      ご苦労様です。

      イガイを数日置いた事がないので、正確なことはお伝えできないのですが、アケミ貝より温度差に弱いと思われます。
      元気なアケミなら、水を切り冷蔵庫に入れて4~5日は平気で活きています(身は痩せます)、しかしイガイは、1日程度しかもたないと思われます。

      殻付きのまま冷凍されたとして、凍っている間は使いものになるかも知れませんが、解けてしまうと、鈎を刺す事も厳しいのではないでしょうか・・・。

      死んでしまえば必ず喰いは落ちますので、出来ることなら出発の時間を早め、何処かで取って行かれるのがベストだと思います。
      密閉できるバケツなどに海水を入れておけば、その日の釣りには支障なく使えます。だだし、釣り中はこまめに海水を変えて、海水温が高くなるのを気を付けて下さい。

      私もイガイ釣りにハマっていた頃は、大阪から神戸にイガイを取りに行き三重へ行っていました。
      ただ、以前ブログでも紹介してますが、やはり現地のイガイが一番効果が高いように感じます。

      こんな事しかお答えできませんが、参考にして頂ければ幸いです。

      もし匿名さんが良い方法を見付けられたら、是非教えて下さい。

      by管理人

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