2012年8月20日月曜日

潮の速い釣り場を釣りこなせ

 そろそろ秋の数釣りが開幕する前なので、今回も潮ネタです。

前回の記事で、潮の速い釣り場は、釣り場に慣れることと、潮の流れに慣れることですと書きました。

潮の速い釣り場が苦手って方は、今回の内容を参考にしてみて下さい。

ベテランの方や潮流が得意な方には、とくに参考になる事はないと思いますが、良ければ読んでみて下さい。

潮が速い釣り場は、今では結構存在します。

三重県なら浦村、答志島など 有名な場所では小鳴門ですね。

苦手意識が強い人は、1つの動作を繰り返すだけでいいです。

最初っからベテランさんみたいに、手返しをバンバンやる必要性もないですし、ダンゴを強制的に割るような真似をしなくてもいいです。

まずは、流すコツを覚える事が優先する事項です。

地合いを気にする必要性は全くありません。

地合いは1日に何度もおとずれると思っていただいて、とりあえずは同じ作業を淡々とこなすだけでOKです。

では、動作の流れを1通り書いてみます。

重要※ ダンゴは周りに何と言われても、比重重視と粘り重視。
確り海水を入れ練り込みましょう。
途中で割れたり、直ぐに割れるダンゴを絶対に作らないことです。
割れるよりは、全然割れないぐらいの方がいいと思ってください。

重要※ ダンゴが底に着くのが分かる大きさで握って下さい。
底を確認できなければソフトボール大より大きくってかまいません。
ベテランさんの真似をする事は、慣れてからにしましょう。

重要※ 底にダンゴが着底すれば、絶対に割らないで下さい。
直ぐに割れるダンゴなら割れないように海水や粘り気のある集魚剤を入れ、なかなか割れないぐらいが丁度いいです。
ダンゴが流れていると思いドンドンラインを出さない事です。
ダンゴが割れないぐらいにラインを引っ張り、ダンゴの重みを感じれば少し緩めるを繰り返して、ダンゴの確認をしながら割れるのを待ちましょう。
この時が一番気を遣ってください。
ダンゴの割れがわからないのもダメですし、穂先が跳ね上がり過ぎるのもダメです。
微妙なテンションで保ちます。
しかし、ラインを少し引っ張りダンゴの重さが全部かかるようなら、ダンゴごと流されていると思っていいです。
こんな時はダンゴの比重や大きさを上げ、底に止まるダンゴにして下さい。
ダンゴから刺し餌を抜く、ダンゴごと流す、ラインをドンドン送り込んで流すなどのテクニックは、充分潮流を釣りこなせるようになってからでも、チヌは簡単に釣れます。

ダンゴの重みが、乗るかのらないかで穂先を保ち、微妙なテンションでダンゴの割れが確認できれば、そこからは竿で潮下について行って下さい。
この時、よく言われるのが張らず緩めずでついて行くことと言われますが、それが正解ではありません。
基本は張らず緩めずでOKですが、少し遅れ気味に流したり、早めに流したりしながら繰り返して下さい。
流す範囲は竿1本でOKです。
それ以上流すことは、初めの頃には、しないで下さい。

1.ラインのテンションを張らず緩めずで竿1本流すが基本

2.ラインを張り気味に流す

3.潮より速めに流す

この釣り方をローテションして、エサもローテーションします。

エサ取りでもいいので、とりあえずアタリが出る流し方を発見して下さい。

もちろんアタリが出るエサも見付けて下さい。

この繰り返しだけで慣れて行きながら、潮流を克服できれば、潮流の釣り場でチヌを釣るのがそれほど難しくないのがわかります。

ある程度チヌの枚数が釣れるようになれば、ダンゴを抜く、小さいダンゴで勝負する、ダンゴごと流す、ラインを送り出し何メートル流してみる、仕掛けを止めるなどを行えばいいです。

上記のようなテクニックは、慣れないうちから行うことで、自分の釣り場をダメにしてしまうことが多いからなんです。

何故こんな釣り方を徹底し、余分なテクニックは釣り場を荒らすのか!

ダンゴを底でしっかり効かせることで、足元にチヌを集めます。

ダンゴの割れを遅らすこともまた、チヌを足元に寄せることになります。

この方が、ダンゴの側までチヌが寄りやすく、ダンゴアタリに繋がりやすく、非常に釣りやすい状況作りになります。

下手にドンドン流し込んだり、バンバン打ち返すと、ポイントが下へ下へとさがり、自分で釣りづらくするだけになります。

周りがバンバン打ち込んでいるのに、自分の手返しが遅いと気になる気持ちはわかります。

でも大丈夫です。

大量の撒き餌と少量の撒き餌、潮の速い釣り場では効果的に、さほど差が出ません。

集めるチヌの数より、釣りやすい状況を作り出すことを徹底するのが絶対に大切なんだと頑張ってみて下さい。

今回は、少し真面目に書きました。

少しでも悩んでいるかかり釣り師の方が、一人でも良い釣果に巡り会い、ますます筏・カセ釣りが、好きになってもらえれば幸いです。


皆さんに好い釣果がありますように!



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