2013年3月29日金曜日

3年周期

桜前線が北上して来ました。

同時にチヌも北上して来ます。

チヌに桜がとても似合うと思うのは、私だけでしょうか。

桜マダイがあるなら、桜チヌがあってもよさそうですが(笑)

色は真鯛の方が似合っているでしょうけどね(汗)

桜前線と共にいよいよ一年のスタートですが、今年一年良い場所と悪い場所が絶対に出て来ます。

筏、カセ釣りを長くやっている方ならわかって頂けると思いますが、去年良かったからと言って今年良い場所になる保証はありません。

釣りには良い年と悪い年があります。

しかし全国的に全ての地域が悪いわけではなく、良い場所も必ず存在します。

良い年と悪い年はだいたい3年周期でやって来ます。

例えば三重県が良い年になったとすれば、3年後に悪い年がやって来ます。

三重が悪い年には日本海側が良くなることが多いってのは、私の経験ですが、参考までに。

私は、三重が調子が悪い年周りだとしても、三重の釣行回数を減らすことはありません。

調子の悪い時は悪いなりに、なんとかしようってのが好きなんです。

本当なら三重が悪いなら日本海側を攻める方が、年間釣果は伸びます。

筏やカセは全国に沢山ありますし、三重、和歌山、徳島、愛媛、高知、京都、福井などで調子の良い都道府県を攻める方が効果的です。

しかし中には三重だけといった、オンリーワンの釣り人も多くいらっしゃるだろうと思います。

三重が調子が悪くても、必ずしも全地域が調子が悪いわけではありません。

日頃目を向けない場所に気を向けておくと、必ず良い場所があるはずです。

こうして自分の頭な中で場所のデーターを作っておくことです。

めんどくさくないのであれば、ノートなどにデーターを書き留めておくと正確ですが。

データーの量が多くなれば、必ず方程式見たいなものが見えて来ます。

この場所が調子の良い年は、こっちは悪いとか、この地域は絶対に良いとか。

そして情報をあさっても良い場所がない時には、自分のデーターを信じて釣行してみることです。

飛び抜けた釣果に有り付くには、人の釣果をあてにするより自分のデーターをあてにする方が正解です。

皆さんに好い釣果がありますように!


2013年3月25日月曜日

春の天敵

 
各地で乗っ込み真っ最中ですから、春の乗っ込み時期に天敵といえる物の紹介です。

 乗っ込み時期に釣り人を悩ます物、それは海藻です。

チヌが嫌う海藻があるのをご存知でしょうか。

一昔前は、チヌが海藻に産卵を行うため乗っ込み時期は海藻付近が良いとされていましたが、チヌは浮遊卵ですので海藻に産み付けるわけではありません。

孵化した稚魚が隠れやすいために海藻付近に産卵することはあります。

昆布などの太い海藻は良い隠れ場所になり昆布の間を通り抜けたりしますが、細い海藻の中には入りません。

細い海藻とは、釣りをしていると希にラインにクラゲの足の様な物が付いてこないでしょうか。

「ある!」って方は、まさにそれです。

細い海藻は、チヌのエラに入るためチヌが嫌う物です。

そしてチヌが嫌うだけではなく、海藻全般に居言えることは釣り人の天敵であるということです。

ラインが引っ張られる。

エサが隠れてしまう。

撒き餌が効かない。

晴天が続くと海藻が切れて流れて来るのも、ラインに擦れて邪魔ですよね。

良いことが全くない海藻です。

筏やカセで一度ポイントが決まれば、ポイント移動ってわけには中々いきません。

嫌がなしにもそのポイントで釣るほかないのですから、なんとか頑張ってみましょう。

まずは底を諦め海藻の先端付近や切れ目を探ることが先決です。

通常ならエサ取りを避ける釣りを展開するでしょうが、この時はエサ取りのあたる層を狙う事で海藻を避けたポイントに入ったという認識で釣りをすればよいと思います。

以前も書いたことがあると思いますが、乗っ込みチヌは浮いていることも多いですから海藻の先端を流すことが出来れば確率は高くなります。

ダンゴは比重よりもバラケ中心のダンゴに仕上げ、中層で割ってから刺し餌を落とし込むのも効果的です。

潮が流れ、海藻が斜めになればチャンスですので、潮の流れが強くなれば底付近を攻めるとよいです。

自分の足元に海藻が多いと感じた時は、海藻を避けるように釣ることが釣果向上の秘訣です。

皆さんに好い釣果がありますように!

2013年3月18日月曜日

釣れる魔法の行動!!

雨の日の心が折れそうな釣り。

打ち返しを続けても釣れそうな気がしない。

「エサを変えようか・・・仕掛けを変えてみようか・・・」

頭の中では色々考え付くけれど、何をやってもダメなような気がする。

次第に「あ~めんどくさい」なんって気持ちにもなって来た。

「このままでいいや」

「鈎やオモリのサイズを替えたところできっと何も変わらない」

「打ち返しを増やしたところで状況が良くなるとも思えない」

「周りの釣り人も静かなものだ、今日は全体的にダメなんだろう」

釣り方を変えたり、エサを変えたりする気持ちがなくなってしまう。

「変えるのが邪魔くさい」こんな気持ちになってしまう。

皆さんにもこんな経験がきっとあると思います。

雨の日や寒い日だけではなくても、気持ちが滅入るような状況は、釣り人なら経験することです。

そんな時に
穂先替えるなんて、エサを変えるなんて、落とし込みを試すなんて
めんどうだし邪魔くさい。

気持ちが滅入った時だけじゃなくても、仕掛けを変えたり、穂先を替えることをめんどうで邪魔くさいと感じる時があります。

この「めんどうだ」「邪魔くさい」っと思った時が、魔法の行動をとる瞬間なんです。

めんどうだ、邪魔くさいと思うような状況では、その場に居る多くの釣り人も同じ気持ちなのです。

だからこそ、他の釣り人より一歩優位に立つ瞬間でもあります。

めんどうだ!邪魔くさい!!この気持ちがでた瞬間こそが、めんどうで邪魔くさい行動をとる魔法の瞬間なんです。

騙されたと思って1日魔法の行動をとってみて下さい。

その先にはきっといい結果が待っています。

そして何度も魔法の行動をとり、自分の釣りに癖づけることで、年間の釣果枚数は上がり続けて行きます。

「な~んだ」って思われた方がいらっしゃるようでしたら、そんな方も是非騙されてみて下さい。

直ぐに釣果に現れなくとも、その先に何か感じるものや見えるものがあるはずです。


皆さんに好い釣果がありますように!

2013年3月15日金曜日

基本的釣法No4落とし込みと番外編

前々回、そして前回からの続きです。

前々回の記事「基本的釣法No1這わせる」はこちら

前回の記事「基本的釣法No2とんとんNo3浮かせる」はこちら

落とし込み

が今回のテーマでます。

落とし込みはの釣り方と違い、大きく変化を付けた釣りになります。

詳 細

ダンゴを使っての釣り、ダンゴなしでの釣り、共に落とし込みは有効に使うことができます。

そして後半に書きますが、遠投との組み合わせでも有効的に使えます。

落とし込みの釣りは慣れることが一番大事で
「習うより慣れろ」
まさにこの言葉がピッタリだと思います。

落とし込みが得意になれば潮流や水深関係なく、どんな状況下でも使える釣り方です。

直下の釣りである程度の釣果が得れるようになれば、徹底的に磨きをかけてよい釣法だともいえます。


有効的な状況下

チヌが浮き気味と判断がされるとき。

朝一のモーニング。

直下のチヌよりサイズアップを狙うとき。

底の状況が悪いとき。

チヌの目先を変えるとき。

まだまだ多くの状況下で使えます。


基本的なアタリについて

食い上げや食い下げ、そしてひったくるアタリがでます。

落とし込み最中のアタリは、じっくり食わし込むっというイメージを持たずに「あわせれる」と思った瞬間があわせどころです。


使い方

1.アケミ丸貝、イガイ、ボケ、カキなどで使う。
慣れてくれば完全フカセで、全てのエサで使えます。

2.オモリの打ち位置を色々変える。

3.エサ取りに取られる時には硬いエサ、もしくはオモリを重めに落下スピードを変化さす。

4.穂先にエサの重みを感じながら落とす。

5.張らず緩めず落とす。

4と5は真逆ですが、実際どれが良くて悪いのかって事ではなく、その日のチヌがどの様な落ち方に興味を示すかが大切です。
簡単に考えれば、落とし込みはエサを落とすだけの作業です。
後はスピードの変化しかありません。
通常の釣りと違うところを云えば、底まで釣り人が操る作業になることです。
食うも食わないも操作次第と考えて、色々変化を付けることが効果的になります。

注意点があるとすれば、同じ場所へ何度も同じパターンで落とし込まないことです。
落とし込みは、チヌが目を引く方法ですが警戒もします。
一度警戒してしまった落とし方では反応が出なくなったり、警戒してしまい散ってしまう事もあると考えた方がいいです。
の釣りの間に使ったり、エサや仕掛け、落とすスピードに変化を付け同じパターンを繰り返さないことです。


それでは、後半は番外編と行きましょう。

番 外
番外編は、様な釣法とも言えるかも知れませんが、どちらかと言えばの釣法を使い遠目のチヌを狙う釣り方と言えます。

番外遠投

詳 細

釣りの方法を変えると言うより、ポイントを変える(探る)方法だといえます。

直下に見切りをつけた時などに、前方を広角に探るような釣り方が遠投です。

チヌかかり釣りではポイント移動はしませんが、直下ばかりを攻める釣りではありません。

底、中層、前方など3Dに探る釣りでもあるのです。


有効的な状況下

直下にエサ取りが多いとき。

直下に全く反応がないとき。

大物を狙ってみる。

チヌの警戒心が高いとき。


基本的なアタリについて

アタリは釣り方によって異なりますので、が全て含まれていると考えてもよいです。


使い方

1.中通しオモリから固定オモリまでを使ったブッコミ釣り。

2.オモリの重みを穂先に感じるようにセットして待つ。

3.オモリからラインをさらに這わせ待つ。

4.の落とし込みと合わせ、前方の中層を狙います。

練習すれば前方の中層を釣ることは可能です。

絶対にダンゴを使ってはイケないわけではありませんが、遠投を狙う時の状況下では直下のダンゴポイントを避けて釣るために行うことが多く、直下と状況を変えるためにもダンゴは使用しません。
遠投で色々なポイントを探る釣りという以外は、釣り方のを用いて使う方法です。


3回にわたり基本的な釣り方を書きましたが、これが全てではなく、ここから自分の釣りを確立して行って下さい。

基本をしっかり身に付ければ、必ずチヌは釣れますし、技術も伸びて行きます。

釣り人生は長いですから、急がば回れが一番の近道であり、最高の楽しみ方だと思います。


皆さんに好い釣果がありますように!








2013年3月11日月曜日

基本的釣法No2とんとんNo3浮かせる


前回の「基本的釣法No1這わせる」に続いて書いて行きます。

今回は、のパターンです。

とんとん

浮かせる


落とし込み

この3パターンは、の這わせより釣り方が多くあるわけではありませんが、工夫次第で使い道は多いです。

とんとん
 
詳 細
 
基本的に一番多用されている方が多いと思います。
 
4パターンの中でを基本として釣りを展開します。
 
海底の状況が一番イメージ易いのもです。
 
ダンゴを一番使い易く感じるので、ダンゴの割れも確認し易いです。
 

有効的な状況下
 
全状況下に適しています。
 
 
基本的なアタリについて
 
この釣りで基本に色々なチヌアタリが視れるため、多くのアタリを覚えられます。
 
底で食うアタリ、食い上げ、居食いなど多種類のアタリ。
 
 
使い方
 
1.這わさないよう、浮かさないようラインテンションに気を付け、海底を鈎がトントン叩いているイメージでの釣り。
 
2.からを経て、とんとんへ持って行くこともある。
 
3.ダンゴの調整でエサ取り対策をする。
 
 
 a.エサ取りが多いとき
  ・ダンゴの集魚剤を減らす。
  
  ・アンコを入れないor減らす。
  ・ダンゴを固めに握る。
 
 b.エサ取りが少ないとき
  ・の真逆を行う。
 
さほど使い方が在るわけではありません、海の変化が感じられない場合はパターンなども組み合わせ、一日単調な釣りにならないようにしましょう。
 
 
 
浮かせる
 
詳 細
 
浮かせると云いましても、慣れないうちから中層を狙ったり、大きく浮かせる必要はありません。
 
底から少し浮かす程度の釣りをイメージして貰えるとよいです。
 

有効的な状況下
 
春先の乗っ込み時季。
 
秋の小チヌ釣り。
 
エサ取りの活性が低い状況下。

海底からウネリがある時などは効果的なことも。
 
 
基本的なアタリについて
 
食い上げのアタリがある。
 
前アタリも大きいことが多く、本アタリも大きい。
 
前アタリでも合うことが多いので、鈎外れに注意が必要です。
 
 
使い方
 
1.穂先の弾力を活かし、ダンゴが割れると跳ね上がるようにセットする。
 
2.底より10~50cmぐらいを基本に浮かせる。
 ※中層などを浮かして釣ることもあるが、基本的には考えなくてよい。
 
3.底から1メートル前後でダンゴを割ったのち落とし込み、10~50cm浮かした位置で待つ。
 
4.の落とし込みからを誘いとして繰り返す。
 
5.エサ取りがキツイ時など、エサ取りを避けてエサ取り層の上下を狙うとき。
 
 
前回のと、そして今回のは、ダンゴ釣りをやりながら使用する釣り方でのように大きく変化を付けるものではありません。
 
釣れない時は色々試そうと思うものですが、多くの方が結構動作(大きく変化)のある釣りを遣ろうとされます。
 
それが決してダメとは思いませんが、大きく変化のある釣を出し尽くすと、諦めモードになり単調な釣りになりやすく結果が出ないことが多いです。
 
文章に表現するのは難しいのですが、チヌは少しの変化で食ってきます。
 
例えばオモリをワンサイズ変える、這わせ幅や打ち返しのテンポを変えるなど、の釣り方も決して遠投や落とし込みの様に大きく釣り方を変えるものではありませんが、厳しい状況では大きく釣り方を変えるよりも小さく少しづつ変えて行くことがチヌに届きやすいと、私は思います。
 
まずは、の釣り方で少しずつ変化させ勝負をして行くことです。
 
 
皆さんに好い釣果がありますように!
 


2013年3月8日金曜日

基本的釣法No1這わせる


暖かい日が多くなってきましたね。

釣りをしていても気分が良いですよね、これだけ気温が上がれば。

今回は、どんな内容を書こうかと考えてましたが、一年のスタート(乗っ込みスタート)ですので、チヌかかり釣り基本の釣り方を書こうと思います。

ベテランさんには全く持って意味がない内容になるかも知れませんが、最後まで読んで頂けたら嬉しいです。
さて、チヌかかり釣りの基本的な釣り方は、4種類に分かれると思います。

上記図参照
這わせ釣り
とんとん
浮かせる
落とし込み

①這わせ(はわせ)る釣りの種類

オモリから鈎までを這わす。
オモリより余分にラインを出す。

オモリを浮かした状態で這わす。
完全フカセ(オモリなし)で這わす。

 
詳 細
這わせる幅(長さ)は、状況によって変えて行きます。

基本的にはエサ持ちが悪ければ長めに出し、エサ持ちが良過ぎれば短めにする。

チヌがエサを取るまでの時間を考え、エサが持つように調整します。

もちろんエサが持ち過ぎても、かえってチヌまで避けることになりますので調整が大切です。


有効的な状況下

エサ取りが多いとき。

冬場など、チヌの動きが悪いと感じるとき。

食いが悪いとき。

潮に乗せるとき。

荒れた天候にも効果的。


基本的なアタリについて

①.4種類の中で一番前アタリから確認し易いことが多い。
 
  よほど渋い食い方にならない限り通常と同じように感じれるはず。

②.に続き確認し易いパターン。
  あまり大きめの固定オモリを使うと、渋い食いアタリが出ないことがある。

③.前アタリが確認し易い時と、確認しづらい時がある。
  本アタリがいきなり出ることも多く、急のアタリに反応できるような気持ちで待つ方がよい。

④.よりも前アタリが出づらいことがあり、初回のアタリが本アタリってことが多い。
  ③パターン同様に、急なアタリに反応できるよう注意が必要。
  突然穂先が舞い込むアタリもある。

上記はあくまで目安で、絶対そうであるってことはありません。
 這わせ幅(長さ)によっても変わりますので、経験を積んで行かれるのが一番です。
 アタリかと感じる時は、自分のタイミングでドンドン合わせて行き経験を重ねて下さい。


使い方

1.ダンゴの割れを確認してから①~④それぞれのパターンにセットする。

2.ダンゴを付けた状態で①~④それぞれのパターンにセットする。

3.で開始してから①→②とラインを出して行く。とんとんから開始することもある。

4.ラインを出して行くことが基本動作と考え、ラインを巻く逆のパターンはしない。

5.這わした状態から潮に乗せ、とんとんの状態になってから流す。

6.這わした状態をキープしながら流す。

7.波の高さ以上にラインを出してエサを底で安定させる。

その他にも使い方法はありますが、まずは7つを覚えておけば効果的に這わせが使えます。


今回は、這わせる釣り方の基本を書きました。
次回につづきますので楽しみにしてもらえれば幸いです。

皆さんに好い釣果がありますように!



 



2013年3月4日月曜日

万能調子の胴調子

前回の内容は、胴調子を使いこなそうっていうものでした。

今回はそのつづきになります。

胴調子とは、非常に優れた穂先です。

どこが優れているのか。

先調子の穂先は、先は敏感ですが、先が死んでしまえばどうしようもない代物です。

そのため先が死なないように気を付けて使われていると思うのですが、その気を付けているラインテンションは穂先の数センチだけを気遣ったものです。

胴調子は穂先の半分近くを気遣いながら使う必要性があり。
また、適当に扱っても使える穂先でもあります。

後者は、海の状況しだいの話ですが。

では、胴調子穂先の有効な状況や釣り方ですが、下記の場面では適していると云えます。
①一定の間隔でやってくるウネリ
②凪
③潮流
④落とし込み
⑤遠投(広角)
⑥スローな誘いを多用するとき
⑦完全フカセ~大オモリ
③大きい丸貝使用時
⑨中層などを狙う際
⑩水中浮き
まだまだ上げればあると思います。

しかし上記の場面は、先調子では不利なのか?
いいえ、そんなことはないです。

どちらでも対応可能な場合はもちろんあります。

胴調子を使い熟せるようになれば、いかに先調子が使い易い物か、そして完全に先調子が活かせるようになるはずです。

先調子と胴調子の長所と短所を欲理解できるようになれば、釣り場の穂先選択も状況に合わせた選択ができるようになります。

筏釣りの道具は多いですが、釣りに使うタックル類は竿、リール、ライン(道糸通しの1本のみ)、オモリ、鈎だけしかありません。

この限られた道具を状況に合わし選択することは、釣りを有効にするために必要不可欠です。

穂先の選択も、少ないタックルだからこそ重要なの物の一つです。

道具は使う釣り人しだいで、良い物にも悪い物にもなります。

使う釣り人が最高の技術を持てば、ただの石がダイヤモンドになることもあります。

道具に使われない釣り師になることが大切だと、私は思います。

皆さんに好い釣果がありますように!


2013年3月1日金曜日

胴調子を使いこなせ!

春の足音が聞こえて来た感じです。

暖かい日の匂いが春の香りを感じさせます。

春といえば乗っ込みですが、今年はどんな感じのスタートになるか楽しみです。

休養明けの渡船店も、どんどん増えて来ます。

さて、今回は穂先の話を書こうと思います。

皆さんは釣行時に何本の穂先を持参されますか?

自宅には何本の穂先のストックがあるでしょうか?

私は家にタイプの違う穂先を12本持っていて、釣行場所に応じて8種類持参しています。

皆さん個々に好きなタイプの穂先があると思います。

先調子が好きな人、胴調子が好きな人。

自分の釣りに自信が少し持てるようになれば、好みの穂先ばかりを使わずに色々な穂先を試して慣れて欲しいです。

そして穂先に悩まれている方は、胴調子を使う方がよいと思います。

先調子の穂先は最高によい物ですが、穂先に頼りがちの釣りになってしまいがちです。

イメージ的には、攻めの釣りを展開するのが先調子、待ちの釣りが胴調子と感じるかも知れません。

胴調子を使うのは古く、イメージ的にも攻めの釣りに適している先調子を使う人は多いと思いますが、先調子は意外にラインテンションを繊細にコントロールしなくてもアタリを出してくれます。

これに慣れてしまうと、知らず知らず穂先に頼りがちになる事が多くなります。

それに比べ、胴調子を攻めの釣りで使う事は非常にラインテンションに気を使う事が多く、釣りに必要な多くの要素が身に付く穂先が、胴調子だと私は思っています。

使い方によっては、胴調子は色々な釣り方に対応できる穂先であることも事実です。

その色々な釣り方というところは今度のブログネタとしまして、まずは道具に頼った釣りではなく技術を磨いてから道具を選んで使うようにする事をすすめたいのです。

釣りの技術が備われば、道具の機能性が何倍と活かせるようになるからです。

道具に使われるのではなく、道具を使いこなしてこそ技術力は増していくものです。

皆さんに好い釣果がありますように!!