2012年8月30日木曜日

目標を持って70に挑戦

めっきり日の入りが早くなりました。

よい季節こそ、長時間釣りがしたいですが、秋は日の入りが早くて残念です。

皆さんの中には、チヌの剥製を作られた方いらっしゃいますか?

私はと言うと、作ったことがありません。

いつかは作りたいのですが、その時が来るのはいつのことでしょうね・・・(汗

「作りたければ作ればいいじゃん」と声が聞こえて来そうですが、目標があるのです。

その目標とは、文句なしの70を釣ることです。

拓寸で70ではなく、実寸70cmが絶対にあること。

この時初めて剥製を作ろうと思っています。

大きく70と云い切りましたが、私の生きている間に出逢えるのでしょうかね(笑)

しかし本人は、ど真面目に釣れると思い込んでおります。

実際に70UPは釣れているのですから、居るのは間違いありませんので、後は釣るか釣らないかです。

偶然釣れるのなら要りません
「狙って釣りたい」
そう思っています。

きっと釣り人の中には、笑う人もいると思いますが、私は笑われても全然かまいません。

釣るなら偶然より必然で釣りたいのです。

だから日々努力し、釣技を磨き、チヌかかり釣りで70を狙っています。

皆さんは、こんな目標ってありますか?

チヌ釣りを長く続けて行くと、数や大型も釣れるようになって行きます。

そのとき飽きてしまわないためにも、目標は大きくしておく方がよいと、私は思います。

しかし自分の目標が、現在の自分に合ったもの以上なのは、想像しにくいでしょうから、年無しをまだ仕留めていないのなら、まずは年無しを仕留めるなどの手が届きそうな目標がいいですよ。

私みたいに叶いそうにない目標を本気で想像できるなら、それもいいですけどね(笑)

私も長い間、年無しを目標にして来ましたし、年無しを仕留めてからは、年間20枚以上の年無しを仕留めるのを目標にして来ました。

必然的に数釣場より大型場へ釣行が増えて行きましたが、出逢えるチヌも大型が多くなりました。

数釣りが好きな方は、50枚・100枚・150枚と目標を掲げて釣行されるといいでしょうし、大型狙いの人は、55cm・56cm・57cmと目標を持つといいですよ。

ただ大型は、偶然で釣れてしまうことがあります。

ですので、自分の最長寸から2cm下までの範囲が、毎年の釣果に混じっているよう努力することが、大型を狙って釣ることではないでしょうか。

皆さんの目標が早く叶いますように!



2012年8月28日火曜日

チヌかかり釣りMEGAスマートフォン版ご利用方法

スマートフォンご利用の方、大変お待たせいたしました。

チヌかかり釣りMEGAがスマートフォン表示に対応いたしました。

ご利用方法の説明

チヌかかり釣りMEGAトップ画面の右上、赤まる「スマートフォン版」をタップしていただくと、スマートフォン表示へ切り替わります。
 
 






左の画像がスマートフォン画面になります。

見たい都道府県をタップして下さい。

例.赤まる「三重県」をタップします。







地域が選択画面になります。

例.赤まる「鳥羽」をタップします。









鳥羽の渡船店が表示されます。

見たい渡船店をタップすれば、渡船店詳細ページが表示されます。

さらに地域を絞りたい時は、赤まる「地域情報」を

タップして下さい。






地域情報をタップすると、赤まる「鳥羽の子地域」が表示されます。

こちらをさらにタップして下さい。












鳥羽の子地域が選択できるようになります。

例.赤まる「鳥羽・小浜」をタップします。












鳥羽・小浜地域の渡船店が表示されます。

例.赤まる「小浜漁協釣り筏」をタップします。












渡船店詳細が表示されます。

例.赤まる「釣果履歴」をタップします。











表示中の渡船店釣果がご覧になれます。













画面下の赤まる「次へ」をタップしながら、釣果をご覧下さい。

スマートフォン表示から、パソコン表示への切り替えは、各画面の右下の黄色まる「通常版で表示する」をタップして下さい。


※パソコンからスマートフォン表示をされた場合も、各画面の右下、黄色まる「通常版で表示する」をクリックしていただけると、通常表示に戻ります。




ますます使い易くして行きますので、チヌかかり釣りMEGAを宜しくお願い致します。



2012年8月27日月曜日

昔の釣りから現在の釣りへ

皆さん、手返しの時はラインを手で回収していますか?

最近は手で回収している人が、めっきり減りました。

昔は「一度タナを取ったのだから、タナを変えないために手で回収する」と教わったのを覚えています。

今ではすっかりやらなくなりましたけど・・・

手で回収する時は、チョイ投げ(広角)、糸ヨレを戻すなどぐらいでしょうか。

オケに水を溜めたり、画像のようなマットを使ったりして、ライントラブルを防いでいましたが、正直面倒です(笑)


あっ!しかし画像のマット(第一精工ハリスマット2号)は、今でも大活躍しています。


渡船店常備の漬物オケにちょうどいいんですよね。

半分に折りたためて、雨や日差しでダンゴの調整が崩れなくって非常に良い商品です。

私もコンテナBOXが流行る前は、コンテナBOXをよく持ち歩いていました。

ステッカー貼ったり、汚れ物を入れたりできるので、便利と思い使っていましたが最近は持ち歩くことすらなくなりました。

長方形なので角の部分が混ぜ難く、ダンゴムラができたり、納竿ギリギリの地合いにコンテナを洗うことも考えて使わないとイケないのが大変なのと、なんて言ったって荷物が増える。

渡船店にあるのなら、それで充分事足りるので、倉庫に眠っていたゴムマットを引っ張り出し、この便利さに今更ながら感激しています(^O^)

ゴムマットの話はこのへんで止めておきましょう。

今回は、今現在でも手返しを手で回収している人がいれば、リールで回収する方が楽ですし、メリットも多いですよってお話しです。

手で回収されることに拘りがある方は、それでいいと思いますが、手で回収することが当たり前だからってことで続けているなら、リール回収をお勧めします。

メリット

1.海は満潮干潮があるのですから、水深は常に変わっていますので、毎回タナを取るつもりでリールで落とす方が正確です

2.潮の流れがあるところなどは、リールで落としす方が、自分のポイントに入りやすいです

3.底の変化だけではなく、中層でのボラアタリやエサ取りの変化を感じやすいのはリールで落とすことです

4.手返しが早いです

5.ライントラブルが少ない

大まかには、こんなところでしょうか。

釣場もドンドン増えてきて、従来のやり方では苦労することも増えてきました。

釣場や環境の変化に合わして、釣り方もドンドン進化して行くことが進歩することになると思います。

2回続けて、たいした内容じゃなくてすいません。

最後もでお付き合いありがとうございました。

皆さんに好い釣果がありますように!

2012年8月23日木曜日

チヌ師たちの思いやり

後少しで秋の香りがしてくるでしょうか?

釣場もますますヒートアップしてくる時季が近づいてきました!

ブログには何度となく書いていますが、私は正直数釣りよりも大型チヌ派なんです。

なので秋でも、ほとんど数釣りはいたしません。

40台以上が3ケタならやって見たいですが(笑)

最近では、チヌの放流が盛んになっていますが、その成果と言えるのかチンタの数釣りも凄い物があります。

なかなか3ケタを達成するのは珍しいでしょうし、カメラ撮影がしたい気持ちもわかりますが、そのためにスカリに20cm前後のチヌを生かしておいて、納竿後に撮影することをなるべくなら控えて欲しいです。

個人的には、ですが。

2歳にも満たないチヌ達は、スカリの中でほぼ息絶えることが多いはずです。

この時期大型ですら、スカリを深くつけてやらないと死んでしまうことが多いのですから。

放流されたチヌが年無しになり、たくさんの釣り人が年無しと出逢える方が楽しいと思うのです

数釣りを真っ向否定はいたしません。

それもまた、チヌ釣りの楽しみだとおもいますし、楽しみ方はそれぞれですから。

私も昔は数釣りに足を運んだ一人ですし、無駄な殺生は一度も経験がないとは言えません。

チヌ釣りを楽しむには、チヌが生息してくれて成り立つのですから、その芽を釣り人が自ら刈り取る事だけは避けたいです。

数釣りにチャレンジする方は、是非カウンターで枚数を計り、チヌは元気なうちにリリースする強い気持ちを持ってほしいです。

チヌ師と言われる私たちは、チヌを誰よりも愛しているのですから・・・。

なんだか、ブログネタなかったのがモロバレですが(滝汗)

これから秋になるので、数釣り前のチヌ師の思いやりでした。


皆さんに最高の釣果がありますように!

2012年8月20日月曜日

潮の速い釣り場を釣りこなせ

 そろそろ秋の数釣りが開幕する前なので、今回も潮ネタです。

前回の記事で、潮の速い釣り場は、釣り場に慣れることと、潮の流れに慣れることですと書きました。

潮の速い釣り場が苦手って方は、今回の内容を参考にしてみて下さい。

ベテランの方や潮流が得意な方には、とくに参考になる事はないと思いますが、良ければ読んでみて下さい。

潮が速い釣り場は、今では結構存在します。

三重県なら浦村、答志島など 有名な場所では小鳴門ですね。

苦手意識が強い人は、1つの動作を繰り返すだけでいいです。

最初っからベテランさんみたいに、手返しをバンバンやる必要性もないですし、ダンゴを強制的に割るような真似をしなくてもいいです。

まずは、流すコツを覚える事が優先する事項です。

地合いを気にする必要性は全くありません。

地合いは1日に何度もおとずれると思っていただいて、とりあえずは同じ作業を淡々とこなすだけでOKです。

では、動作の流れを1通り書いてみます。

重要※ ダンゴは周りに何と言われても、比重重視と粘り重視。
確り海水を入れ練り込みましょう。
途中で割れたり、直ぐに割れるダンゴを絶対に作らないことです。
割れるよりは、全然割れないぐらいの方がいいと思ってください。

重要※ ダンゴが底に着くのが分かる大きさで握って下さい。
底を確認できなければソフトボール大より大きくってかまいません。
ベテランさんの真似をする事は、慣れてからにしましょう。

重要※ 底にダンゴが着底すれば、絶対に割らないで下さい。
直ぐに割れるダンゴなら割れないように海水や粘り気のある集魚剤を入れ、なかなか割れないぐらいが丁度いいです。
ダンゴが流れていると思いドンドンラインを出さない事です。
ダンゴが割れないぐらいにラインを引っ張り、ダンゴの重みを感じれば少し緩めるを繰り返して、ダンゴの確認をしながら割れるのを待ちましょう。
この時が一番気を遣ってください。
ダンゴの割れがわからないのもダメですし、穂先が跳ね上がり過ぎるのもダメです。
微妙なテンションで保ちます。
しかし、ラインを少し引っ張りダンゴの重さが全部かかるようなら、ダンゴごと流されていると思っていいです。
こんな時はダンゴの比重や大きさを上げ、底に止まるダンゴにして下さい。
ダンゴから刺し餌を抜く、ダンゴごと流す、ラインをドンドン送り込んで流すなどのテクニックは、充分潮流を釣りこなせるようになってからでも、チヌは簡単に釣れます。

ダンゴの重みが、乗るかのらないかで穂先を保ち、微妙なテンションでダンゴの割れが確認できれば、そこからは竿で潮下について行って下さい。
この時、よく言われるのが張らず緩めずでついて行くことと言われますが、それが正解ではありません。
基本は張らず緩めずでOKですが、少し遅れ気味に流したり、早めに流したりしながら繰り返して下さい。
流す範囲は竿1本でOKです。
それ以上流すことは、初めの頃には、しないで下さい。

1.ラインのテンションを張らず緩めずで竿1本流すが基本

2.ラインを張り気味に流す

3.潮より速めに流す

この釣り方をローテションして、エサもローテーションします。

エサ取りでもいいので、とりあえずアタリが出る流し方を発見して下さい。

もちろんアタリが出るエサも見付けて下さい。

この繰り返しだけで慣れて行きながら、潮流を克服できれば、潮流の釣り場でチヌを釣るのがそれほど難しくないのがわかります。

ある程度チヌの枚数が釣れるようになれば、ダンゴを抜く、小さいダンゴで勝負する、ダンゴごと流す、ラインを送り出し何メートル流してみる、仕掛けを止めるなどを行えばいいです。

上記のようなテクニックは、慣れないうちから行うことで、自分の釣り場をダメにしてしまうことが多いからなんです。

何故こんな釣り方を徹底し、余分なテクニックは釣り場を荒らすのか!

ダンゴを底でしっかり効かせることで、足元にチヌを集めます。

ダンゴの割れを遅らすこともまた、チヌを足元に寄せることになります。

この方が、ダンゴの側までチヌが寄りやすく、ダンゴアタリに繋がりやすく、非常に釣りやすい状況作りになります。

下手にドンドン流し込んだり、バンバン打ち返すと、ポイントが下へ下へとさがり、自分で釣りづらくするだけになります。

周りがバンバン打ち込んでいるのに、自分の手返しが遅いと気になる気持ちはわかります。

でも大丈夫です。

大量の撒き餌と少量の撒き餌、潮の速い釣り場では効果的に、さほど差が出ません。

集めるチヌの数より、釣りやすい状況を作り出すことを徹底するのが絶対に大切なんだと頑張ってみて下さい。

今回は、少し真面目に書きました。

少しでも悩んでいるかかり釣り師の方が、一人でも良い釣果に巡り会い、ますます筏・カセ釣りが、好きになってもらえれば幸いです。


皆さんに好い釣果がありますように!



2012年8月16日木曜日

潮の動く釣り場vs動かない釣り場

お盆も終わり、釣り場もいよいよ秋に向かいますね。

秋と言えばチンタの数釣りです!

あまり私はしませんが。

どちらかと言うと、秋の元気な大チヌの方が好みです。

今回のブログテーマですが、潮の動く釣り場VS動かない釣り場で書いて行こうと思います。

初心者のころは、潮が速い釣り場って「苦手」「難しい」「釣れない」なんて、嫌っていませんか?

でも、本当は潮が動く釣場、特に潮が少し速い程度の釣り場の方がチヌは釣りやすいです

たぶん経験豊富な方なら、うなづいて貰えると思います。

確かに潮が飛ぶような釣り場で、たくさん数を稼ぐには技術が必要ですが、1枚・・・いや、数枚を望むなら潮が多少速い釣り場の方が釣れます。

まだ、チヌと巡り逢えていない方は、毛嫌いしないで是非速い釣り場へ出向いてほしいです。

小型の数釣り場は、潮が速い釣り場が多いです。

それはチヌにとって、潮が動くところの方が捕食しやすいからだと私は思います。

前回書きましたが、3器官のお話しで、チヌが胃袋を振動さし、その振動が水を伝わり岩や障害物に当って跳ね返ってくる波動から、内耳・側線・上生体を使い周りを把握しているとすれば、潮が動いているところの方が、チヌにとっては、多くの情報が手に取って把握しやすいからだと私は思っています。

地合いの訪れが、潮の動き始めなどに訪れる事が多いのも、そのせいではないでしょうか・・・。

潮が動く釣り場では、1枚を釣るのにそう苦労はしませんが、潮が動かない釣り場で活性が低ければ、何をしてもダメなように感じることが多いのも、チヌが潮の流れにより補助行動に出やすい現れだと思ってもいいんではないでしょうか。

潮の動きがある釣場は、チヌとの駆け引きで釣ると言うより、釣り場になれる(潮の動きになれる)ことで、チヌを釣ることができます。

しかし、潮の動かない釣り場では、初心者でも、上級者でも、状況が厳しければチヌを仕留めるのが困難になります

これは、チヌをいかに寄せ、いかに刺し餌に口を使わすかが勝負だからです。

潮の流れが殆どない釣り場では、海底に変化が起き難いため、チヌとの駆け引きになります。

これが、潮の流れる釣り場と流れないない釣り場の違いです。

これから秋に向け、数釣りができますが、まだ、チヌにあまり巡り逢えていない方は、潮が速い釣り場は「嫌だ」と言わずにチャレンジしてみて下さい。

きっと私の云っている、潮の流れる釣り場の方が、チヌと巡り逢えやすいの意味がわかって頂けると思います。

本当に苦労する釣り場は、潮の速い釣り場より、絶対的に遅い釣り場の方が苦労します。

速い釣り場は

釣り場に慣れること

潮流に慣れること

この2つさえ出来れば容易にチヌと巡り逢えます。


皆さんに好い釣果がありますように!






2012年8月13日月曜日

チヌをそそらせよう

筏の上にクーラー付きのプレハブ建てて、涼しい中で釣りがして見たい。

そんな思いに最近かられるのは、きっと私だけではないと思うのですが・・・(汗)

冬場は夏が恋しいですけど、夏場は冬が恋しくなります。

あ~早く冬来ないかな~(>_<)


ではでは、前回のつづきです。

そちらの記事はこちら

え~と、前回書きました5つの項目です。

1.チヌが求めるエサを探し出す

2.チヌの満腹度数を上げ警戒心を下げる

3.勝負エサを入れるタイミングを見計らう

4.ラインの太さよりもラインテンションを気を付ける

5.1日の撒き餌ワークを考えステージを作り出す


私はチヌを騙せないと、思っていますと云いました。

なのにチヌが刺し餌を食うのは・・・  ん~ なんて云えば良いのでしょうか・・・

人にも、危ないかも知れないけど、ついついやってしまうって事ありませんか。

例えば、ネットサーフィン中に、「なんと!あの女優が脱いだ」ってコメントあれば、ついついクリックしてしまいワンクリック詐欺かよ(-"-)なんて・・・私だけかよ、こんな手に引っかかるのは(汗)

キャバクラなどで、可愛いおねいちゃんに囲まれ、チヤホヤされて気が大きくなり、「おう!ナンボでも持って来い~」なんて言った後の会計で心臓が止まりかけたり

なんってわかり難い例えなんでしょう(滝汗)

そうですね、こんなのはどうでしょう。

チラシで高級焼肉店が、割引セットの激安サービスやっていて、そこのお肉がすご~く美味しくって、でも少ししか美味しいお肉はのっていないので、定価で少し追加し、まんまと店側の思惑にのってしまった感


これをチヌに対して釣り人が行っていると考えれば、少しは伝わるでしょうか、私の自論


そこで活きてくるのが、5つの項目なんです。


1つ1つ詳細を書いて行きます。

1.チヌが求めるエサを探し出す

これは、エサのローテーションなどから、チヌがその日最も食べたいと思っているエサを、地合いまでに探し出しておく作業です。
エサ取りが多い時は、チヌに届きやすい餌なんて言い方もしますが、チヌが全く興味を示さない餌がエサ取り対策になったとしても意味がないですから、やはり興味をもってくれ、なおチヌに届く餌を選んでおくことです。



2.チヌの満腹度数を上げ警戒心を下げる

チヌは食べれば食べるほど警戒心が下がりますから、刺し餌も警戒なく食ってきます。
これは特に小チヌ(チンタ)に多く見られ、秋のシラサ釣りなどがこれを利用した釣りになります。
しかし、チヌが食う気になっていない時に、撒けばよいと、バンバン撒くのは逆効果になります。
大型狙いは特に撒き餌ワークに気を付けることと、アンコに入れる物も考えた方が得策です。



3.勝負エサを入れるタイミングを見計らう

1で書きました、チヌが好む餌はコレかな?と、的が絞れたら1日通してその餌を使い続けるのは良くありません。
地合いか?っと思う瞬間に勝負エサを使って行きます。
勝負エサに対し、いつでも食えるものだと印象付けづに、たまに入れてやることが勝負エサの希少性を持たせます。
ですので、撒き餌も好みのエサだからとバンバン入れて撒くのは逆効果です。
2番で云いましたが、チヌが食い気があるなら撒けばいいでしょうが、その反対では希少性を持たせることがチヌの食いたい気をソソると思ってよいと思います。
例えば、オキアミがアタリ餌だとします。オキアミを原形のままダンゴに包み込みバンバン打ち込み、オキアミを刺し餌に釣れる時は、チヌが食い気が多い日だと考えていいです。
それで活性が下がるようなら、3つ程のオキアミをしっかり潰してアンコにすることで、もっと食べたいって気持ちを引き出します。



4.ラインの太さよりもラインテンションを気を付ける

ラインテンションは刺し餌のコントロールに繋がります。
釣りが上手い方は、このコントロールがずば抜けています。
せっかくチヌが興味を示してくれても、ラインコントロールが上手くいかずチヌの欲しがる動きをしなければ、ソッッポ向かれます。



5.1日の撒き餌ワークを考えステージを作り出す

ダンゴの撒き餌ワークは本当に難しいと思います。
状況により、打たなくてはイケない時と、打ってはダメな時があり、チヌ師としての経験がものを言う瞬間です。
チヌが寄るか寄らないかもここで決まりますし、興味のなかった餌でも興味を示させることが出来るのも撒き餌ワークです。
自分の釣り場のステージ作りは、撒き餌で決まります。


以上が紹介した5つの詳細ですが、もっと細かく書くには長文になり過ぎますので、今回はサッと流しておきます。


既に今まで書いた記事の中に詳細があるものもありますので、私の自論で良ければ参考にしてみて下さい。


最後までお付き合いありがとうございました。


皆さんに好い釣果がありますように!


2012年8月9日木曜日

チヌを騙すことはできるんですかね~

前回の「側線は即戦力!!」からのつづきです。

チヌのセンサー機能は、内耳・側線・上生体・胃袋などで成り立っていることを、前回書きました。

釣り人は、この優れたセンサーに立ち向かい、日頃からチヌを仕留めるために努力しているわけですが、釣りには絶対必要な、鈎・錘・ラインを使わないといけないです。


まぁ、錘は絶対必要なわけではありませんが、鈎やラインは絶対必要不可欠です。


そんなラインや鈎が付いた刺し餌を、チヌに悟られる事なく食ってもらうか!


その方法は!!


わかりません (;一_一)


わかっていたらボウズなんて1度もありません ( 一一)


なんて言ってしまえば終わってしますので、いつもの自論を書いて行きたいと思います。


私が思うに、鈎とラインが付いた刺し餌で、チヌを完全に騙すのは不可能と考えています。


ラインをいくら細くしたところで、絶対に撒き餌と同じ動きはしませんし、鈎のサイズをいくら下げても、撒き餌よりは重くなります。


アケミの丸貝を刺し餌に、テンションをかけずに落としてみて下さい。
撒き餌のアケミは、ヒラヒラと左右に揺れながら落ちるのに対して、刺し餌のアケミは真っ直ぐ落下します。


これは、大きなアケミ貝を付けても同じです。


こんなに重さがあるアケミですら自然な動きをしないのですから、オキアミやコーンなどが自然な動きになるわけがない、と思うのが私の考えなんです。


だからラインや鈎が付いているエサが、チヌが見抜けないわけがないと思うんですよね。


なら、何故食ってくるのか! ここが肝心ですよね。


怪しいからと食わないのではなく、食うための状況作りが一番大切なんです


状況さえ整えば、チヌは刺し餌が怪しくっても口を使ってきます。


しかし、状況作りや釣り人の判断が間違えば、食う気になったチヌさえも、そっぽを向いてしまいます。


肝心な状況作りと釣り人の判断ですが、最低下記の5つは必要です。

1.チヌが求めるエサを探し出す

2.チヌの満腹度数を上げ警戒心を下げる

3.勝負エサを入れるタイミングを見計らう

4.ラインの太さよりもラインテンションを気を付ける

5.1日の撒き餌ワークを考えステージを作り出す


もしもチヌが、ほんとうに仕掛け付きの刺し餌を見抜けないなら、釣りはもっと簡単でしょうし、自分のポイントに集まったチヌを全て釣る事も可能だと思います。


人に警戒心のない、錦鯉(飼いならされた魚)を釣ってみて下さい。
絶対面白いように釣れるはずですから。


あっ!試して捕まってもクレームつけないで下さいね(苦笑)


あくまでも、自分の家で飼っている鯉がいるならの話ですよ。


次は、上記であげた5つの詳細を書いて行こうと思います。


ブログネタが出来て、よかったです。(~_~;)


皆さんが好い釣行出来ますように!

2012年8月6日月曜日

側線は、即戦力!!

側線は、即戦力!!

完全にふざけたタイトルですね(汗)

この前のブログで、触れてはイケない部分に触れてしまった為に、少し頭が痛くなるようことを書くはめに・・・

書いている本人も、書きながら寝てしまうかも知れません(苦笑)

もし、体調がすぐれない、頭が痛いなどの方は、読まずに道具のメンテナンスに愛しみましょう。


では、側線のお話しですが
チヌのエラ辺りから尾ビレにかけて、線のようなものがありますよね、これが側線になります。



側線は、側線管・クプラ・側線神経と言うもので出来ており、側線管と側線神経の間にクプラがあるのですが、海水が揺れたり振動する事で、クプラのが動き側線神経に伝わり、チヌはそこにある物体を把握したり、音から出る振動を感知します。



側線が感知できる振動は、70台ヘルツだそうですが、私は学者ではありませんので、そこまで詳しい事は分かりません <m(__)m>



音や水中振動を、感じ取る器官は、実は!側線だけではありません



前回書きました内耳。
それに加え、側線より繊細な器官、上生体があります



上生体は、側線でも感じ取れない程の振動を感じる事が出来る、すご~い機関だとも言われています。



これが、私が以前眼より優れた器官があると書いていました、内耳・側線・上生体の3器官です



ですので、ラインを眼で見て発見するより、この3器官で発見する率が高いですね。



しかし、振動がなければ発見されない=ラインを動かさなければ、発見され難いっと思いがちでしょうが、そんな事はありません。



チヌが暗い海の底で、障害物に当らず泳げるのはどうしてなのか!



これが分かると、「あっ!確かにラインは気付かれているかも」と、思うかもしれませんよ。



確かに潮の流れがあれば、海底の変化はチヌにとっては把握しやすいかも知れませんが、
潮の流れがなくても、ぶつかることなくチヌは泳ぎます。



これは、浮き袋が関係していると言われているようです。



チヌは浮き袋を振動させ、それにより跳ね返ってくる振動を内耳・側線・上生体から感知します。



魚の生態って本当に凄いですよね!



こんなチヌを我々筏師は、騙して釣ろうと言うのですから、たいしたものです。



これで、やっと釣りの話に戻れそうですね(~_~;)



次回は、ラインと各器官との戦い(前回予告してました、側線とラインの関係)みたいな事を書いてみたいと思います。



因みに、先にも述べていますが、私はタダの釣り人でして、学者でも研究者でもありませんので、
余り深く突っ込まれても、よくは分かりませんとしか答えようがありません。



詳しく知りたい方は、魚の生物学などの本を読んで自分で調べてみて下さい。

それを知ったからと言って、釣りが上手くなるものでもない事だけは、立証済みで御座います(;一_一)



皆さんに好い釣果がありますように!

2012年8月2日木曜日

チヌも船酔い?

皆さんこんにちわ~

暑いですね(>_<)

夏真っ盛りで暑い!オリンピックも熱い!

釣り人も、熱くなって燃え尽きないようにご注意下さい<m(__)m>

釣果が熱いのは大歓迎ですけどね(笑)

今回、チヌのお話しでは、画像の物体について書きたいと思っております。

今回の画像!「なんだこれ?」って方、「知ってる」って方もよろしければ読んでやった下さい。


チヌにも耳が立派にあるんですよ。

耳には、外耳と内耳が存在します
人間の顔に付いている、目に見えているのが外耳になります。
チヌには、この外耳はありませんが、内耳と言う物が存在します。

内耳は、もちろん音を聞いたりする機能も持っていますが、その他に平行感覚たもつ役割があるんです。

内耳の中には石が入っており、これを耳石って言うのですが、波に揺られた魚体が右に傾くと耳石が右に転がり「お!俺様傾いているか?」と、チヌが判断して傾きを修整する。

簡単に言えば、そんな役目を果たしっているのが耳石になります。

そしてその耳石が、上記の画像なのですが、上の方が顕微鏡で拡大された物で、下の方が原寸物です。

見て頂いて分かるように、顕微鏡で拡大すると年輪のようになっています。

耳石も、鱗と同じように成長に合わせて大きくなって行くのです。

釣ったチヌから取り出して、数えようとしても、肉眼では絶対無理ですので諦めて下さい(笑)

チヌの内耳は、人間で言う三半規管も同じようにあり、これが嘘かと思うような話ですが、船酔いならぬ波酔いを起こすらしいのです。

運搬されている活魚は、水槽に移すと暫くおかしいのは、環境変化だけではないようですね。


釣りでは、荒れ前や荒れ後がよいとされるのは、チヌが平行感覚が取れずに捕食行動に入れないのかも知れません。

ですから、暫く食べれなくなる前に「捕食しよう!」と、なるのかも?

荒れ前後の捕食急増は、色々な話があるので、それはまたの機会にでも・・・


最後まで読んで頂いて、ありがとうございました。


皆さんに、好釣果がおとずれますように