各地で乗っ込み真っ最中ですから、春の乗っ込み時期に天敵といえる物の紹介です。
乗っ込み時期に釣り人を悩ます物、それは海藻です。
チヌが嫌う海藻があるのをご存知でしょうか。
一昔前は、チヌが海藻に産卵を行うため乗っ込み時期は海藻付近が良いとされていましたが、チヌは浮遊卵ですので海藻に産み付けるわけではありません。
孵化した稚魚が隠れやすいために海藻付近に産卵することはあります。
昆布などの太い海藻は良い隠れ場所になり昆布の間を通り抜けたりしますが、細い海藻の中には入りません。
細い海藻とは、釣りをしていると希にラインにクラゲの足の様な物が付いてこないでしょうか。
「ある!」って方は、まさにそれです。
細い海藻は、チヌのエラに入るためチヌが嫌う物です。
そしてチヌが嫌うだけではなく、海藻全般に居言えることは釣り人の天敵であるということです。
ラインが引っ張られる。
エサが隠れてしまう。
撒き餌が効かない。
晴天が続くと海藻が切れて流れて来るのも、ラインに擦れて邪魔ですよね。
良いことが全くない海藻です。
筏やカセで一度ポイントが決まれば、ポイント移動ってわけには中々いきません。
嫌がなしにもそのポイントで釣るほかないのですから、なんとか頑張ってみましょう。
まずは底を諦め海藻の先端付近や切れ目を探ることが先決です。
通常ならエサ取りを避ける釣りを展開するでしょうが、この時はエサ取りのあたる層を狙う事で海藻を避けたポイントに入ったという認識で釣りをすればよいと思います。
以前も書いたことがあると思いますが、乗っ込みチヌは浮いていることも多いですから海藻の先端を流すことが出来れば確率は高くなります。
ダンゴは比重よりもバラケ中心のダンゴに仕上げ、中層で割ってから刺し餌を落とし込むのも効果的です。
潮が流れ、海藻が斜めになればチャンスですので、潮の流れが強くなれば底付近を攻めるとよいです。
自分の足元に海藻が多いと感じた時は、海藻を避けるように釣ることが釣果向上の秘訣です。
皆さんに好い釣果がありますように!
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