続けて読んで頂く方が分かり易いと思います
前回の「アタリの大きさ1:チヌの動きは1~10?」はこちら
経験がある方も多いと思いますが、エサを付けて海面にフカセか軽めの錘で投げ込んだ時にアジが引ったくる事があります
引ったくられた水深が浅ければ勿論穂先に現われる変化は早いですが、 10メートル以上の水深で穂先にアタリが出てから合わせると、前後左右の何れかにかなりラインが走っているって経験ないですか ?
アジでなくても、真鯛やボラなどでもいいです
この経験が無いと言われると伝え辛いのですが・・・ (;一_一)
これは中層だから起こる現象ではなく、底でも同じような事が言える筈なのです
穂先にアタリが出ればかなりの確立でチヌは底を移動してると考えてもいいと思います
私は、度々上記の状況を経験してそのような考えになっていきました
前回にも書きましたが、昔はチヌがエサを取る際は移動せずに啄(ついば)む様な食い方をして釣り人を困惑させているとイメージしていました
これは、チヌ=釣り人の好敵手(チヌは賢い)
こんな風にチヌ師として思いたかったんでしょうね(苦笑)
自分たちが釣っているチヌは賢いから、釣れば釣り師の株が上がるって感じでしょうか
こんな考えから、私の考えが本当に変わった出来事があります
内心疑問を持ち続けていたころに友人と愛媛へ遠征した時です
ポイントは水深20m弱、潮の流れは左右で完全フカセ〜4Bぐらいまでなら流せます
カセに友人と二人で乗り釣ってました
潮は左に座る友人から私の方へ軽く流れている感じです
友人との距離は1メートルぐらいでしょうか
友人は錘3Bを打ち、私は完全フカセです
この様な状況の中、1枚の年無しを分け合う形で仕留める事になったんです
私のダンゴが着底してから友人はダンゴを入れ
私は団子の抜けを確認してから1メートルぐらい這わせる感じでラインを出して、ラインが張ってきたところから流れに少し遅れ気味に着いて行 く感じで竿半分流した時に「コツン・・・クッ」っと2㎝ぐらい穂先が押さえられました
すかさず「ヨッシ」っと一声上げた瞬間、お隣も「ヨッシ」って声を上げていました
「おお!ダブルヒットか~ 流石宇和やね」などと言っていたら、何かがおかしいんです
お互い交互に「あっ!バレタ・・・いや、やっぱ付いてる・・・あれ~やっぱ外れたか??・・・ん!付いてるな」を言い合ってました
上げて見るとビックリ、私の鈎は上顎にあり友人の鈎はカンヌキ(口横)に刺さっているんです
えええええええ!同時に合わせたと思ったら同じチヌを2人で釣っていたんです
この後2人で何度も自分たちの釣り方や状況、合わせた瞬間の話をしました
いやいや決して1枚のチヌを奪い合った訳ではありませんよ
私は竿を目で追っていましたので友人の方は見えなかったのですが、友人は私の背中がしっかり見えていたんですよね
それによると、友人が乗ったと確認できた瞬間私が合わせたようです
友人は流しておらず、私は友人と反対方向に流れる潮に乗せていましたから絶対にお互いのエサが真近にあったとは考え辛いのです
この事を色々な形で考えていたのですが、やっぱり何度考えても2人のエサが近くにあったって結論にはなりませんでした
(色々な事を考えたって話を書いた方が良いのでしょうが、あまりにも長文になるので省略します)
本当のところどちらのエサを先に食ったかは分かりませんが、合わせは確実に友人が先でした
そして友人の話では、居食いの様なアタリだったと云います
少なくともチヌは1つのエサを咥えたまま移動してる事は確かなんですよね
この辺りから、私の考えはコロッと変わりました
アタリがどれだけ小さくっても、押さえ込む様なアタリが出たのであれば、チヌはエサを口にしてかなりの距離を泳いでいる
100%毎回そうではないかも知れませんが、かなりの確率でそうだと云えると思います
穂先が2㎝押さえ込んだらチヌは少なくとも、1m近く泳いでいても不思議ではないです
こう考えると、どんな小さなアタリでも勇気をもって合わせれるのではないでしょうか
何だかイマイチ纏まらない話になってしましましたが、1つの考え方として捉えて頂ければありがたいです
皆さんに好釣果がありますように願ってます
0 件のコメント:
コメントを投稿