少し前の話です。
友人から電話が掛かって来ました。
友「昨日知人から竹を貰ったんだけど。え~っと何竹って言てたかな?。よく杖に使われる竹だけど」
私「杖・・・どんな形の竹なの?」
友「ほら、水戸黄門が杖に使ってるやつ」
私「ん~っと・・・どんなんだっけな?。。。あっ!亀甲竹か。で、それがどうしたの」
友「それを玉の柄にしようと思うんだけど、使える」
私「太過ぎなければ使えるけど。それって掘りたてなの?」
友「掘りたてホヤホヤの根付きで貰った」
私「うわ~邪魔くさいよ処理が(笑) でも一から作るのも面白いからやって見る?」
こんな内容の電話でした。
現在は竹を採ってきて使う事が全くなくなりましたが。
だって凄く邪魔くさいんですよ、竿のグリップや玉の柄になるまでの処理が(汗)
買った方が楽でいいのですが、採るところから始めるのも一から作った感があって凄く楽しいのも確かなんですけどね。
今はすっかり竹の人気は落ちてカーボン柄の物が好まれていますが、和風も味があって良い物です。
もしも竹を貰ったり採ってきたりすれば、グリップや柄にするのも良いと思いますので、生竹の処理を書いておこうと思います。
竹を採集する時期は、12月末から2月末が一番良い時期です。
竹の水分が一番少なく加工段階で割れることがありません。
青が濃い若だけは、処理を確り行う事が大切です。
行程
1.10日~2週間ほど天日干しをしましょう。
※日が当らない部分がないように、1日置きぐらいで竹の向いを変えましょう。
2.油抜きを行います。
色々な方法がありますが、2種類書いておきますので自分が出来そうな方で行ってください。
①弱火で竹を炙りながら布で拭いてやります。
②木を燃やした墨を細かくしてから水で溶き、泥のようにしてから竹に塗りつけ、手袋をしてから布を使い磨きます。
どちらも竹に光沢が出て来ます。
3.陰干しを2ヶ月ほどすれば完成です。
もしも竹を真っ直ぐにしたければ、竹を真っ直ぐにする道具「矯め木」と言う物を使います。
私が使っていた物は、練炭の尻に穴をあけた物をガスコンロに被せ、それで竹を炙りながら矯め木で矯正していました。
1本だけでここまでするのは大変でしょうが、沢山するのであればそれ程大変なことではありません。
一度トライしたい方は、是非チャレンジしても良いかもしれません。
話のネタにはなると思います。
皆さんに好い釣果がありますように!
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