2013年7月30日火曜日

潮汐のお話し

皆さんこんにちはm(__)m

いや~しかし暑いですね。

天気は曇りですが、ジワジワ汗がにじみ出てきます。

この暑さ、私は苦手な暑さなんですよね(涙)

さって今回は、釣り師なら誰しも知っているかも知れない話なのですが、再認識のためにも一度読んでみて下さい。

それは、釣り人が気にかける潮のお話しです。

潮の種類は、大潮・中潮・小潮・長潮・若潮があります。

この周期は約15日で、(例)満月=大潮→大潮→中潮→中潮→中潮→小潮→半月=小潮→小潮→長潮→若潮→中潮→中潮→大潮→大潮→新月=大潮のような感じになります。

潮の種類は、高低差を表します。

大潮は、干潮時と満潮時の高低差が最もあり、小潮はその反対に高低差が少ないことを示しています。

高低差があればあるほど潮がよく動き、魚の食いが立つと云われています。

この潮のことで、釣り人が気にかけることは潮の種類、満潮時と干潮時だと思います。

よく昔の釣り人が云っていた言葉に、「上げ3分(さんぶ)下げ7分(ななぶ)」っと言うのがあります。

これは満潮時の潮止まりまでの3分と、干潮時までの7分が魚を釣るチャンスになると言う意味なのです。

(例)干潮時6:00(潮止まり)→上げ3分9:50~11:50(大きなチャンス)→満潮時12:00(潮止まり)→下げ7分13:30~17:50(チャンス)→干潮時18:00(潮止まり)

潮を確認するには、「潮見表」があります。

この潮見表は、自分が釣りに行く「県」と「地域」を参照しますが、あくまで目安であり分単位に正確と言うわけではありません。

そして潮見表は、気象庁や海上保安庁などが発表していますが、釣りに使うのは海上保安庁発表のものです。

釣りに使う潮見表は「潮汐表(ちょうせきひょう)」と云い、潮汐という云い方をするのは海上保安庁で、気象庁は潮汐表とは云いません。

本来、朝の潮を「潮」と云い、夕方の潮を「汐」と云います。

ここから潮汐表という云い方をしているのです。

なんてことを書きましたが実は私、釣行の時に潮を見て行くことを今では全然いたしません。

上記の説明なら大潮が絶対的に有利に思えるかも知れませんが、チヌかかり釣りでは全く関係ないと云っても言いすぎではないと思います。

もちろん場所にもよるのですが、大潮だから潮が動きやすく、小潮だから潮が全く動かないってことも実際にはないです。

風の影響、気圧の影響で潮は変わります。

これを、気象潮と云います。

湾内で釣りをする筏やカセ釣りは、どちらかと云えばこちらの気象潮に影響される事が多く、大潮だから期待して釣行出来る、小潮だから期待薄っと言うものではありません。

たまにこんな事を耳にすることがあるかも知れません、「舞鶴は北の風を釣れ」「尾鷲は北が吹くと魚が着かない」。

これもまた、気象潮の影響だと思います。

それでは、最後に少し忘れ書きを付けておきます。

潮には若潮なるものがあります。

調子が悪い潮周りであっても、この若潮で潮が若返ると云われています。

しかし正直、潮についてどれだけ詳しくなっても、釣果にはさほど影響しないと思います。

釣り人全員が潮を選んで釣行出来るわけではありませんし、潮の知識は頭の片隅にでも置いておけば事足りるのではないでしょうか・・・(苦笑)

散々書いて、最後の纏めがこれでは・・・(汗)

でも、本当にあまり気にすることはないと私は感じています。

皆さんに好い釣果がありますように!!












2013年7月22日月曜日

EVAも一度使ってみようかな!

先週の釣行時、穂先にキズを発見しました。

「おおお!これはいかん」と言うことで、2本の調子を作り直しっています。

竿作りを始めた20年前は、穂先を削るのも元竿を作るのも楽しくって仕方なかったのですが、最近は正直「邪魔くさい(汗」です。

それでも穂先の調子は同じ感じに落ち着いていますが、竿全体の話になると改善したい部分が必ず出てきます。

見た目は全く拘らなくなったのも確かですけど(苦笑)

簡単にシンプルな竿制作が、いまの基本スタイルかも知れません。

チヌかかり釣りの竿も、最近はオジャレになってきています。

当時EVA(エヴァ)グリップと云えば、ルアー竿が一番多かったでしょうが、いまや筏、カセ竿にも使われています。

自作用もありますので、筏カセ用の自作にも増えてきているグリップではないでしょうか?

グリップ部分を竹で制作されている方がいらっしゃれば、EVAもそう高くはないと思います。

リールシート代も不要ですから、意外と良いかも知れないですね。

制作過程に至っても、EVAの方が楽かも知れません。

竹なら皮むきから節取りをして、穴を広げる作業も必要です。

ラバーでも、紙巻かチューブラーの余りを使い量増しをしますから、それを考えれば・・・。

「私もEVAにしようかな~(笑」と考え中です。

しかし、竹の和調も正直好きなのですが。

なんて云っていますが、最近は作る手間から考えてラバーがやたらに多いです。

何だか穂先を作っていたら、手元も作りたくなって来ましたから、EVAで制作しようかな。

皆さんも自作竿の制作してみませんか!

皆さんに好い釣果がありますように!!


2013年7月13日土曜日

釣り師なら、夏の釣行に知っておかねばなりません!

いや~、しかし暑いですね~。

梅雨明けは早いし、この猛暑・・・たまりません。

この前久々に竿を出してきましたが、暑さに集中力が欠けそうでした。

イガイは有りましたが、小さい粒が多く、このままだと秋までに全て落ちてしまいそうです。

今年の夏は、猛暑日が続くと発表されていますので、皆さん熱中症には、本当に気を付けて下さいね。

今回は、釣り人なら絶対知っておいて損はないお話しです。

いや!損のないお話しと言うよりも、知っておかねばならない事かも知れません。

それは、熱中症対策と緊急処置のお話しです。

「そんなことはもう知っているよ」と言うあなたも、再確認のためにもお付き合いして下さい。

チヌかかり釣りは、筏やカセの上で12時間近く過ごす釣りです。

今の季節なら、14、5時間できる場所もあるでしょう。

釣りに出かけ、救急車で運ばれるようなことがあっては、家族に何を云われるかわかりませんし、何より同行者や周りの釣り人、渡船業者の方々に迷惑をかけることになります。

私が何より怖いのが
嫁「もう夏場は釣りに行かないで・・・(怒)」
の、言葉です。

大好きなチヌに逢えなくなるのなら、熱中症対策ぐらい頑張りますよ(笑)

今まで自分は、熱中症とは無縁と思っていた方でも、熱中症にならないとは言えません。

それに、もしも同行者(友人)が熱中症で倒れたとき、対処法を知っているだけで命を救えるかも知れません。

これは決して大げさな話ではないのです。


熱中症の種類と症状

・熱失神
顔面そう白、めまい、失神、唇のしびれ、呼吸回数が増える、脈の回数が増え弱くなる
 

・熱疲労
脱力感、頭痛、吐き気、めまい、脱水症状

・熱けいれん
お腹、腕、足などの筋肉に痛みがでる

・熱射病
意識障害(もうろうとする、言動異常、意識がなくなる)、頭痛、めまい、吐き気

上記の4種類が熱中症です。

その中でも、命にかかわるのが4つ目の熱射病です。


救急処置

・熱失神、熱疲労
パラソルなどの陰に入り(できれば横になる)、水分補給をしっかり行い休憩することで回復に向かう。できれば陸に戻り、風通しのある涼しい場所で水分補給を行ったあとに休憩する。

・熱けいれん
汗を大量にかくことで起きるものですので、塩分補給と水分補給で回復して行きます。

・熱射病
手遅れになれば死の危険性もあるのが、熱射病です。
直ぐに渡船店へ連絡をとり病院へ急ぎましょう。
渡船が来るまでのあいだ、氷や水などを使い全身を冷やして下さい。
Tシャツなどを着ているなら、衣類ごと冷水をかけ濡らすことで体温を下げます。
脇の下、首、足の付け根などを冷やすのも効果的です。


熱射病対策

チヌかかり釣りは、1つの場所に座っての釣りですので、パラソルが有効利用できます。
パラソルが無いのと有るのとでは、全く体の暑さが違います。
これは、パラソルを邪魔くさがらず使っておられる方ならおわかりになるはずです。
飲み物も多いぐらい準備することです。
氷も良いですが、2Lのペットボトル水を凍らし、氷として、飲み水として、緊急処置用としても役に立ちます。
お茶や水ももちろん良いのですが、スポーツドリンクに塩を追加して持って行くのが効果的です。
もちろん補給は、こまめに行うことが大切です(喉が渇く前に補給をしましょう)。
昼間の熱い時間帯は、濡れタオルで体を拭くのも効果的です。
そして何より、少しでもだるさなどを感じたら、絶対無理をして釣りを続けずに休憩しましょう。

私たちは逃げ場のない場所で、急には動けないのですから、それを常に頭に置いておくことが楽しい釣りをすることになるはです。

熱中症にはくれぐれも気を付けって、皆さん良い釣りをお楽しみください。

皆さんに良い釣果がありますように!



2013年7月5日金曜日

イガイの生態?

イガイシーズンですので、今回もイガイについて書いて行きます。

チヌ釣りのエサでは、なくてはならない存在になりつつありますが、皆さんはイガイの生態についてどのぐらい知っておられますか?

私は人に「知っている」と云えるほど知りませんでした。

チヌかかり釣りでは、昔から撒き餌としては親しみがありましたが、主な刺しエサとしては近年親しまれるようになったと思います。

筏やカセでメインになりつつあるなら、これはちょっと調べてみようかと思い調べましたよ。

ですのでココから下記の内容については、皆さんの方が詳しいかもしれません。

しかし、ちょっとイガイの生態に興味のある方は、どうぞお付き合いください。


イガイの原産地はヨーロッパで、船底やバラスト水(バラスト水とは、貨物船などの大型船に水を溜めたり出したりするタンクがあり、浮力バランスの調整に使われる水のことです。)などに付着したり、入ったりして世界に広がりを見せたようです。

日本で一番最初に発見されたのは、今から81年前の神戸港だそうで、かなり古くから日本に生息しているようです。

因みにムール貝と、釣り人が使うムラサキイガイは別物?っと思いきや、実はそうでもないようです。

ヨーロッパでは、食すイガイの種類を全てムール貝と云うようです。

イガイの種類は非常に多く、現在も「新種!?」が増えているそうで、ハッキリと種類分けされているわけではなさそうです。

北海道に生息するイガイと本州のムラサキイガイが交わった種類もいるそうで、一概に全てがムラサキイガイとは言い難いのかも知れません。

日本のイガイの種類を上げると、イガイ・エゾイガイ・コウロエンカワヒバリガイ・ミドリイガイ・ムラサキイガイなどがあるようで、釣りに使われるのはムラサキイガイが最も多く、続いてミドリイガイではないでしょうか。

因みにムラサキイガイの通称名は、カラス貝、セト貝・サンバシ貝など多くの呼び名があります。

ムラサキイガイの長所
・生息している水質にもよるようですが、食用にもなります。
・汚れた水を濾過してくれる役目もあります。

ムラサキイガイの短所
・養殖カキなどに付着し、カキの成長を妨げる。
・生きている時には濾過効果がありますが、死ぬと水質を悪化させます。

では、釣りに多用されるムラサキイガイとミドリイガイの生態系の違いを見てみましょう。

ムラサキイガイの産卵は冬に行われるようで、繁殖期は冬から春にかけて、牡蠣どうように浮遊卵で行われるみたいです。

死滅水温は29度と云われてるようで、高水温より低水温に強いのが特徴です。

ミドリイガイはムラサキイガイの逆で、初夏~秋口にかけて産卵期を迎えます。

死滅水温は分かりませんでしたが、低水温より高水温に長けているのがミドリイガイの特徴のようです。
イガイの中でも、ムラサキイガイは殻が軟らかいのが特徴のようで、チヌやイシダイのエサとして向いているのかも知れませんね。

近年関西では、イガイが少ないのは高水温で死んでしまい、低水温になる繁殖時期にムラサキイガイが少なくなっているのが原因なのかも知れません。

イガイもアケミ貝同様に、高価なエサになって行くかも知れませんね。

私は、イガイ釣りを買ってまでやろうとは思えないのですけが・・・

だって腐るほど付いているイメージが今でもありますから、無料で使えた物をアケミ貝と同額なんて・・・ありえないですよ(汗。

皆さんに好い釣果がありますように!

2013年7月1日月曜日

7月に入ればイガイのシーズンIN

イガイ不作の年ですが、いよいよイガイの盛期がやって来ました。

釣行費用も抑えられる釣り方ですので、毎年やる方も増えているようです。

しかし高水温の日が多くなった近年、イガイが育ちきる前に落ちてしまい、イガイ釣りの人口比と反比例しています。

それでもイガイが付いている釣り場もありますので、イガイ釣りをされる方はそういった釣り場を探しましょう。

とは云え、釣り人は実績重視で釣り場を選んでしてしまうことが多いです。

イガイ釣りに行くのにイガイで実績がない釣り場への釣行は、釣り人からすれば、かなりのリスクを感じることでしょう。

イガイ釣行をするのなら、やはりイガイで実績がある釣り場を選ぶ方がセオリーですが、その釣り場にイガイが付着していなければ、例え持ち込んだとしても厳しい釣りになります。

イガイの効果は、チヌが日頃から捕食できる物としてイガイを慣れ親しんでいるから効果が高い餌になりますが、釣り場にイガイ付着してないのであれば、他の釣り餌とあまり変わりがないってことです。

イガイのない釣り場で、イガイを現地で取って釣りをしようと思っている釣り人達をだしぬき、自分は持ち込んだのだから他の釣り人が頭を抱えている時に、自分は爆釣だなんってよく考えがちのことですが、例えイガイで例年実績が高い場所であっても、イガイへの反応は薄いです。

私の釣り場選びの大前提は、自分が乗った筏にイガイが付着していなくても、近くの筏や堤防、テトラなどに必ずイガイが付着していることが、イガイ釣りの実績より重視していることです。

もし、自分が乗る筏にイガイが付着しているなら申し分ないです。

最近イガイが付着していないとよく聞きますから、渡船予約時に必ず確かめておきましょう!

とくに現地で取ろうって方は、他のエサを準備していなければ釣りどころではありませんから。

イガイは、いつでも必ずある物ではありません。

さぁ、イガイつりの本格シーズンです、安く釣行して釣行回数を増やし、楽しみの回数を増やしましょう!

皆さんに好い釣果がありますように!